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青いポリアセタール切削加工用素材

 

エンズィンガージャパン株式会社は、2013年7月25日より青い色の切削加工用ポリアセタール・コポリマー樹脂素材の在庫販売を正式に開始いたします。

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切削加工に使用されるプラスチック素材(丸棒・板材など)で、青い色のプラスチックといえば、これまでは「キャストナイロン」しかほとんど選択肢がありませんでした。しかし、ナイロン素材は吸湿の問題が存在し、寸法変化、物性の変化などの課題がありました。

一方で、新しい青い切削加工用素材は、ポリアセタールコポリマーを青く着色したプラスチックです。POM樹脂ですので、吸湿しません。したがって、吸湿による寸法変化、特性の変化を心配する必要はありません。ポリアセタールの切削性は非常に良好です。しかも、ドイツ製ですので品質も抜群です。

ヨーロッパでは、食品に存在しない「青色」を用いて、食品に混入したときに見た目で判別しやすくする工夫をすすめています。食品を搬送するベルトコンベアやゴムケーブル・ワイヤーなどは、数年前から青く着色したものが使われています。

エンズィンガー・グループは、お客様からの高まる要望に応える形で、POM樹脂を皮切りに、青色グレードの拡充を進めています。最新の食品規制10/2011/ECに対応し、証明書の発行も承っています。もちろん、日本の食品衛生法にも適合(100℃以下の用途)しています。

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ラインを識別したいとき、コントラストをつけて位置合わせをやりやすくしたいときなど、青い色は、金属、その他のプラスチック(白か黒)とは際だって識別できます。POM樹脂は、表面光沢も良く、非常に見栄えがします。

これまで一般的に使用されていた、ナイロン系素材と比較すると

  1. 使い勝手:吸湿を考えなくても良い
  2. 光沢感・見栄え:POM独特の光沢感
  3. 安全性:FDA、欧州規制に適合、煮沸を必要としない

といったメリットが存在します。

もちろん、治具などにも有用です。切削加工がしやすく、寸法を出しやすい素材です。環境の影響を受けないPOM樹脂のメリットがあります。

丸棒は、直径30mmから110mmまで、日本国内に常時在庫しています。さらにドイツ本社では、直径250mmまで生産しています。

国内在庫サイズ

直径: 30、40、50、60、70、80、90、110 mm

長さ: 1〜3m

ドイツ通常在庫サイズ(上記に加えて)

直径: 130、150、160、200、250 mm

板材は、厚み10mmから100mmまで、1m×2mの大きさで在庫しています。

国内在庫サイズ

厚み: 10、16、20、25、30、40、50、70、80、100 mm

チャッキングサイズにカットして販売するカットサービスにも対応しています。必要なサイズで、必要な量を調達することが可能です。是非とも、お気軽にお問い合わせください。

必要な情報が網羅された、A4版1ページのリーフレットを以下の画像をクリックすることで、入手することができます。


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問い合わせフォーム
電話番号:03-5878-1903

 

食品生産におけるプラスチック異物混入対策にIDグレード

 

朝日新聞デジタル:ミスド、794個自主回収 横浜の店舗、機械片混入か – 社会
横浜市都筑区にある「ミスタードーナツ・センター南ショップ」を営む「岡田屋」(横浜市旭区)は、12日に同ショップで製造・販売したドーナツにプラスチック片が混入した可能性があり自主回収する、と13日発表した。 …
プラスチック片が、パンなどの生地に混入すると目視で発見することは極めて困難です。

食品工場では、食品製造に使用されるプラスチック器具類の破損による、食品への混入を防ぐために様々な対策を施していますが、主要な対策は依然として「定期的にプラスチック器具類を点検して異常が無いことを確認する」というレベルにとどまっています。

もし、プラスチック器具類に異常が見られた場合は、前回の正常であった製造ロット以降から異常が見られた製造ロットに至るまでの製品を回収対象とし、破棄する方法を採ります。しかし、この方法ですと、混入した製品が誤って出荷されてしまうリスクが残ります。また、必要以上に廃棄対象が多くなってしまい、廃棄コストも余計にかかります。

エンズィンガーは、食品製造において問題となるプラスチック異物の検出を容易にする、金属検出機対応グレード、IDグレードを3年ほどから日本で販売しています。当初は、ポリアセタール樹脂(POM)ベースのみでしたが、現在は、PEEK樹脂ベースと6ナイロンベースにバリエーションが増えました。

食品製造工場では、一般的に金属検出機が製造工程に導入されていることが多く、追加コスト無しで、プラスチック異物の混入を防止する仕組みを導入することができます。IDグレードは、摩耗に伴う摩耗粉のような極小のものでは検出できませんが、リンクの新聞記事のような15mm×5mmの大きさであれば、確実に検出できます。

金属検出機対応プラスチック異物混入防止用グレード

リーフレットは、以下のダウンロードボタンを押して表示されるサイトに必要事項をご記入くださいますと、PDFファイルをダウンロードできます。
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お問い合わせは、以下のリンク先からお願いいたします。

お問い合わせフォーム

製品に印字されているコード用インクの安全性は?

 

Question

製品表面に印字されているコード用インクにより、プラスチックの生理学的特性に影響が出ることはありませんか?

Answer

Ensinger社は、コードの印字に使用しているすべてのインクで、ISO 10993-5に基づく細胞毒性試験を実施しています。

印字されたMTグレードの試験片のすべてでISO 10993-5に適合した結果が得られ、生理学的に無害であることを確認しています。もちろん、印字インクによるプラスチックスへの化学的影響もありません。

シリーズで公開している医療用プラスチック素材。こちらを一冊に情報を整理した冊子がございます。

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画面の指示に従って、記入項目をご記入戴きますと、27ページからなる小冊子のPDFファイルをダウンロードできます。

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  1. 医療用プラスチック素材#1: 概論
  2. 医療用プラスチック素材#2:用途例1
  3. 医療用プラスチック素材#3:用途例2
  4. 医療用プラスチック素材#4:用途例3
  5. X線造影グレード:XROシリーズ
  6. 医療用PEEKグレード
  7. (切削加工用)TECAPEEK CLASSIX™
  8. 抗菌グレード
  9. TECATEC™
  10. 医療用切削加工用素材の耐薬品性
  11. 医療用切削加工プラスチック素材の滅菌処理耐性
  12. 医療用切削加工プラスチック素材の品質保証
  13. 医療用切削加工プラスチック素材の規制項目
  14. 生体適合性とは何ですか?
  15. 切削加工用プラスチック素材に求められる生体適合性試験とは?
  16. インプラントとして使用可能ですか?
  17. MTグレード(医療用グレード)のトレーサビリティは?
  18. 製品に印字されているコード用インクの安全性は?