カテゴリー別アーカイブ: 14_航空・宇宙

炭素繊維コンポジットメーカー:Next Composites社(スイス)を買収

 

エンズィンガーはスイスの炭素繊維複合成形メーカーであるNext Composites GmbH社を買収しました。これまで、エンズィンガーはPEEKと炭素繊維の複合素材(コンポジット)を成形してまいりましたが、 今回のNext Composites社の買収により対応可能な技術が広がりました。

プラスチックと炭素繊維のコンポジットは、軽量化と強度が求められる以下のような使用用途に最適です。

・自動車
・医療 (整形外科の治具)
・メカニカルエンジニアリング
・その他スポーツグッズ(バイク部品、冬季スポーツの部品など)

高強度の炭素繊維とプラスチックの組み合わせにより、非常に優れた強度と靱性が発揮することができます。
熱硬性化性プラスチックと比べると、熱可塑性プラスチックは溶着やリサイクルが可能であり、また、耐薬品性や靱性が高い特徴があります。
通常、コンポジットの成形は少量生産のため、コストが上がる傾向にあります。
現在、次世代に向け、低コストを目標に自動生産の開発に取り組んでいます。

2017-05-15 Ensinger acquires Swiss composite specialist next composites 865

詳細については下記よりお問い合わせください。

問い合わせフォーム
電話番号:03-5878-1903

【関連情報】
【エンズィンガーの炭素繊維複合材料:TECATEC】
・非常に優れた強度の熱可塑性プラスチック複合素材
・圧縮成形グレード

TECATECAssortment-of-carbon-filled-target-guides

・Next Composites GmbH社

image

液体窒素環境でも使える樹脂素材?

 

Question

液体窒素環境(-196℃)でも、良好な強度を有する素材はありますか?

Answer

極低温領域では、殆どの樹脂は脆化して破損しやすくなります。昔のCMで新鮮なバラが粉々に砕ける映像を記憶している方もいらっしゃると思います。

エンズィンガーのポリイミド樹脂、TECASINT 2000は耐熱性に優れるだけではなく、液体窒素による極低温領域における物性も極めて良好です。

cropped-HL_SINT_012_Part_Testsocket_TECASINT_4051_grey_image06.jpg

上記のグラフ:TECASITN 2011の曲げ強度(EN ISO 178)と圧縮強度(EN ISO 604)の温度依存性、にございますように、-196℃という液体窒素による極低温状態でも、室温と同程度の圧縮強度と1.5倍の曲げ強度を有しています。

また、従来型のポリイミド(PMDAタイプ、TECASINT 3011と同等)と液体窒素下での物性を比較すると、TECASINT 2011は遙かに良好です。

cropped-MB_XXX_Insulator_TECASINT_2011_image17.jpg

曲げ強度で+46%、圧縮強度で+20%も良好な強度を有しています。

このように、液体窒素下での極低温領域では、強度の良好なTECASINT2011がすばらしい性能を発揮します。

参考資料